猫は高いところが好きな動物です。キャットウォークを設置すると、猫の運動不足解消やストレス軽減につながります。ただし賃貸物件では壁にビス穴を開けられないため、設置方法に工夫が必要です。
ディアウォールやラブリコといった「突っ張り式」のDIYパーツを使えば、壁を傷つけずにキャットウォークを作れます。退去時に撤去すれば原状回復も問題ありません。
必要な材料とコスト
キャットウォークDIYに必要な材料は、ホームセンターで一式揃います。
| 材料 | 個数 | 参考価格 |
|---|---|---|
| 2×4材(ツーバイフォー材) | 2〜4本 | 1本 500〜1,000円 |
| ディアウォール or ラブリコ | 2×4材と同数 | 1個 900〜1,200円 |
| 棚板(幅25〜30cm) | 3〜5枚 | 1枚 500〜1,500円 |
| 棚受け金具 | 棚板×2個 | 1セット 300〜500円 |
| 滑り止めシート | 適量 | 500円程度 |
| ネジ・ビス | 適量 | 300円程度 |
合計で5,000〜15,000円程度。市販のキャットタワー(1〜3万円)と同等か、それ以下のコストで作れます。しかも壁面を使うため床面積を取りません。
ディアウォールとラブリコの違い
| 項目 | ディアウォール | ラブリコ |
|---|---|---|
| 固定方法 | バネ式(押し込んで設置) | ネジ式(ジャッキで締め付け) |
| 耐荷重 | やや低め | やや高め |
| 設置の手軽さ | 簡単(はめ込むだけ) | やや手間(ネジを回す) |
| 安定性 | 普通 | 高い |
| 価格帯 | 900〜1,000円/個 | 1,000〜1,200円/個 |
猫が飛び乗る衝撃を考えると、ネジ式で安定性の高いラブリコのほうが安心です。ただし、手軽さを重視するならディアウォールでも問題なく使えます。
設置の手順
ステップ1: 天井の高さを測る
メジャーで天井までの高さを正確に測ります。ディアウォールの場合は天井高から45mm短く、ラブリコの場合は95mm短く2×4材をカットします。
ホームセンターで購入時にカットしてもらえば、自宅でのこぎりを使う必要はありません。
ステップ2: 柱を立てる
2×4材にディアウォールまたはラブリコを取り付け、壁際に垂直に立てます。柱の間隔は60〜90cm程度が目安です。
天井と床に滑り止めシートを挟むと、安定性がさらに高まります。
ステップ3: 棚板を取り付ける
立てた柱に棚受け金具をネジで固定し、棚板を載せます。棚板の高さは猫がジャンプしやすい30〜40cm間隔で設置するのがおすすめです。
柱にネジ穴を開けるのは問題ありません。退去時に柱ごと撤去するため、壁には一切穴が残りません。
ステップ4: 安全対策
棚板の上面に滑り止めシートを貼り、猫が着地した際に滑らないようにします。カーペット生地を貼ると爪とぎとしても使えて一石二鳥です。
棚板の耐荷重も確認しましょう。成猫1匹の体重は3〜6kg程度ですが、ジャンプ時には体重の2〜3倍の衝撃がかかります。余裕を持って10kg以上の耐荷重がある棚板を選びましょう。
設置する場所のポイント
窓の近くに設置すると、猫が外を眺められるため人気の場所になります。ただし、窓が開く位置に設置すると脱走リスクがあるため、脱走防止対策とセットで考えましょう。
エアコンの風が直接当たる場所は避けてください。猫が長時間過ごす場所になるため、温度環境に気を配る必要があります。
リビングの壁面に設置すると、猫が家族の様子を見下ろせるため、猫のストレス軽減に効果的です。
退去時の注意点
ディアウォールやラブリコは、天井と床に突っ張っているだけなので、取り外せば跡は残りません。ただし、長期間設置していると天井に若干の凹みが残ることがあります。
凹みが気になる場合は、設置時に天井側に当て板(合板の小片など)を挟んでおくと予防できます。
壁自体にはネジ穴や傷は一切つかないため、一般的な原状回復の範囲で問題になることはほとんどありません。
まとめ
賃貸でもキャットウォークのDIYは十分に可能です。ディアウォールやラブリコを使えば壁を傷つけず、退去時の原状回復も問題ありません。材料費は5,000〜15,000円程度で、ホームセンターで揃います。
猫の運動不足やストレスが気になるなら、まず1セット作ってみてください。猫がキャットウォークを使い始めると、その姿を見るだけで作った甲斐を感じるはずです。
DIYの跡が退去時にどう扱われるか気になる方は、原状回復のルールを事前に確認しておきましょう。