梅雨の時期や台風シーズンなど、雨が何日も続くと散歩に出られず犬のストレスがたまります。散歩は犬にとって運動だけでなく、外の匂いを嗅いだり他の犬と出会ったりする大切な刺激の場です。それが長期間なくなると、無駄吠えやイタズラが増えることがあります。

室内でも工夫すれば犬の体と頭を使った遊びができます。この記事では、雨の日に取り入れやすい室内遊びをまとめました。

室内でできる運動系の遊び

引っ張りっこ

ロープトイやタオルを使った引っ張りっこは、狭いスペースでもできる全身運動です。犬は引っ張りっこが大好きで、10分程度でもかなりの運動量になります。

遊ぶ時のポイントは、犬が興奮しすぎたら一度中断して落ち着かせることです。「離して」のコマンドを入れながら遊ぶと、しつけの練習にもなります。

宝探しゲーム

おやつやお気に入りのおもちゃを部屋のあちこちに隠して探させるゲームです。犬は嗅覚を使って宝物を探すことに夢中になり、頭と体の両方を使うため満足度の高い遊びになります。

難易度は最初は見つけやすい場所から始めて、慣れてきたらクッションの下やドアの裏など見えにくい場所に隠していきます。

階段の昇り降り

マンションの廊下や共用部分は使えませんが、メゾネットタイプの部屋や戸建てに住んでいる場合は、階段の昇り降りが効率的な運動になります。ただし、関節に負担がかかるため、シニア犬や大型犬の場合は控えてください。

頭を使う知育系の遊び

遊び必要なもの難易度消費するエネルギー
ノーズワークマットスナッフルマット初級中程度
コングコングにフードを詰める初級中程度
カップゲーム紙コップ3個+おやつ中級低〜中程度
知育トイ市販のパズルトイ中〜上級中〜高程度
タオルパズルタオルにおやつを包む初級低〜中程度

ノーズワークマットは、フリース素材のマットの隙間にフードを散りばめて嗅覚で探させるアイテムです。犬の嗅覚を存分に使わせることができ、15〜20分ほど集中して取り組む犬が多いです。

コングは中にフードやペーストを詰めて、犬が舐めたり転がしたりしながら取り出す知育おもちゃの定番です。冷凍庫で凍らせると難易度が上がり、長時間集中してくれます。

しつけの練習を兼ねた遊び

雨の日は基本的なコマンドの復習や、新しいトリックの練習に充てるのもよい過ごし方です。

「おすわり」「待て」「ふせ」の基本動作に加えて、「お手」「ハイタッチ」「回れ」などのトリックを教えると、犬にとって頭を使う刺激になります。1回の練習は5〜10分程度に留めて、できたらしっかり褒める・おやつを与えるというサイクルを繰り返すと、犬のモチベーションが維持しやすくなります。

「持ってきて」の練習はとくにおすすめです。おもちゃを投げて回収させることで室内でもある程度の運動になり、完成すれば日常生活でも役立ちます。

マンションでの注意点

室内で犬を遊ばせるときに気をつけたいのが、階下への音です。犬が走り回ったりジャンプしたりする音は、想像以上に下の階に響きます。

対策としては、遊ぶスペースにジョイントマットやカーペットを敷いて衝撃を吸収する方法が有効です。ジャンプを伴う遊びは日中の時間帯に限定し、早朝や深夜は避けましょう。

引っ張りっこやノーズワークなど、犬が走り回らなくても済む遊びを中心にすると、騒音を抑えながら十分な刺激を与えられます。

雨の日の散歩という選択肢

室内遊びだけでは物足りない活発な犬の場合、レインコートを着せて短時間の散歩に出るのも有効です。15〜20分程度でも外の空気を吸って匂いを嗅げれば、犬のストレスはかなり軽減されます。

帰宅後は足を洗い、体をしっかり拭いてから室内に入れてください。タオルドライの後にドライヤーで乾かすと、皮膚トラブルの予防になります。

まとめ

雨の日は引っ張りっこや宝探しゲームで体を動かし、ノーズワークやコングで頭を使わせると、犬のストレスを効率よく解消できます。マンションでは階下への音に配慮して、走り回る遊びよりも嗅覚や知能を使う遊びを中心に取り入れるのがコツです。梅雨の時期はとくに長引くため、いくつかのバリエーションを用意しておくと安心です。