引越し先を探しているとき、動物病院がどれくらいあるかは物件情報のどこにも書かれていません。かかりつけを変えることになる以上、住む区に何軒あるのかは知っておきたいところです。

東京都は、獣医療法にもとづいて届け出られた動物の診療施設の数を、区市町村別に毎年公表しています。この記事では、その最新データ(令和7年12月31日現在)と東京都の人口統計を突き合わせて、23区それぞれの動物病院の数と、人口あたりでどれくらいの密度になるのかを整理しました。

東京23区の動物病院数ランキング

東京都産業労働局が公表している「区市町村別診療施設数」の令和7年12月31日現在のデータから、23区分を抜き出しました。人口10万人あたりの数は、東京都「住民基本台帳による東京都の世帯と人口」の令和8年1月1日現在の人口で割って算出しています。

順位区名診療施設数うち往診専門通院できる施設人口10万人あたり密度順位
1世田谷区1612513617.36
2練馬区103178613.711
3大田区99207913.312
4杉並区98128616.87
5足立区8087211.417
6港区76156128.22
7品川区73136017.64
8江戸川区7186310.221
9渋谷区69115829.91
10江東区64115311.816
11目黒区59114820.93
12板橋区536479.123
13葛飾区5074310.620
14新宿区4974213.810
15中野区4893914.09
16豊島区3833512.814
17文京区3672915.28
18北区344309.322
19墨田区3252711.118
20台東区2752212.415
21中央区2581713.113
22荒川区2461810.719
23千代田区126617.45

23区の合計は1,381施設で、そのうち224が往診専門です。東京都全体では2,024施設あり、区部がその68%を占めています。

世田谷区の161施設は2位の練馬区に約1.6倍の差をつけていて、単純な軒数では頭ひとつ抜けています。人口が92万人と23区で最も多く、面積も広いためです。駒沢・三軒茶屋・二子玉川・下北沢といった生活圏ごとに、病院が分散している格好になります。

なお、この数字は獣医療法にもとづく届出施設の数で、牛や馬などを診る産業動物向けの施設も同じ区分に含まれます。農林水産省が同じ日付でまとめた統計を見ると、東京都の2,024施設のうち1,933施設が「小動物、その他」の区分でした。

95.5%を占めるので、実質的にはペットを診る施設と考えて差し支えありません。ただし、この区分は都全体での集計で、区ごとの内訳は公表されていません。

検索サイトの掲載件数と数が合わない理由

動物病院の検索サイトを見ると、東京都の件数は1,500件台と表示されます(EPARKペットライフは2026年8月17日時点で1,569件)。公式の届出数2,024とは400件以上のずれがあり、どちらが正しいのか迷うところでしょう。

両者は数えているものが違います。届出数は、獣医療法第3条で診療施設の開設者に義務づけられた届出を都が集計したもので、条件を満たす施設は原則すべて含まれます。一方の検索サイトの件数は、そのサイトに掲載されている病院の数です。

掲載は病院側の登録や運営会社の収集にもとづくため、新しく開いた病院や、集客を必要としない病院、往診専門で来院を受けない施設は載らないことがあります。エリアの実勢を知りたいときは届出数、実際に行ける病院を探すときは検索サイト、と使い分けるのが現実的です。

施設数が多い区が、通いやすい区とはかぎらない

軒数のランキングだけを見ると、住宅街が広く人口も多い区が上位に並びます。ただ、そこには当然その分だけ多くの飼い主が住んでいます。1軒あたりが受け持つ人の数を考えると、順位はかなり入れ替わります。

施設数が多い順 10万人あたりが多い順 1 世田谷区161 2 練馬区103 3 大田区99 4 杉並区98 5 足立区80 6 港区76 1 渋谷区29.9 2 港区28.2 3 目黒区20.9 4 品川区17.6 5 千代田区17.4 6 世田谷区17.3
左=診療施設数(施設)/右=人口10万人あたりの施設数。橙の線は同じ区の位置が入れ替わることを示す。板橋区は施設数12位に対し、人口10万人あたりでは23位(最下位)

人口10万人あたりで見ると、渋谷区の29.9がトップで、港区の28.2、目黒区の20.9が続きます。この3区はいずれも人口が23万〜28万人と少なめで、そこに60〜76施設が集まっています。住民の数に対する施設の多さでは、都心の職住近接エリアが抜けています。

反対の端にいるのが板橋区です。施設数53は23区で12番目なので中位に見えますが、人口58万人で割ると9.1になります。これは23区で最も少ない数字です

続くのが北区の9.3、江戸川区の10.2、葛飾区の10.6、荒川区の10.7です。城北・城東の人口が多い区は、軒数の順位ほどには恵まれていないことになります。

この数字の分母は区の住民全体で、ペットを飼っている世帯の数ではありません。飼育率が区によって違えば実際の状況も変わるため、混み具合そのものを示すものとしては読まないでください。あくまで区どうしを同じ物差しで並べるための指標です。

世田谷区は施設数で1位、人口あたりでは6位という位置づけです。どちらの指標でも上位に入るのは世田谷区と杉並区(施設数4位・密度7位)くらいでしょう。この2区は、住宅街としての規模と密度のバランスが取れています。

エリアブロックで見ると西高東低になる

区ごとの数字は、隣接する区とまとめて見ると傾向がはっきりします。23区を5つのブロックに分けて集計しました。

ブロック診療施設数うち往診専門人口人口10万人あたり
都心3区(千代田・中央・港)1132953.0万人21.3
城南(品川・目黒・大田・世田谷)39269237.2万人16.5
城西(新宿・渋谷・中野・杉並・練馬)36756226.3万人16.2
城東(台東・墨田・江東・足立・葛飾・江戸川)32444292.3万人11.1
城北(文京・豊島・北・板橋・荒川)18526170.9万人10.8

城南と城西がほぼ並んで16台、城東と城北が11前後で、西と東でおよそ1.5倍の開きがあります。城東は施設数324とブロック単体では城南・城西に見劣りしませんが、人口が292万人と23区で最も多いため、割ると下がります。

都心3区の21.3は突出して見えますが、往診専門が29施設と全体の26%を占める点に注意が必要です。通院できる施設だけで計算すると15.8まで下がり、城南・城西と大きくは変わりません。

この差がそのまま医療の質の差になるわけではありません。城東・城北にも設備の整った総合病院はありますし、後述する24時間対応の病院はむしろ城東に集まっています。

ただし、家から歩いていける範囲で複数を比べたい、相性が合わなければ変えたい、という選び方をするなら、西側のほうが選択肢を作りやすい状況です。

「往診専門」という区分を知っておく

東京都の統計は、届出施設の数とは別に「往診専門」の施設数を内数で公表しています。獣医師が飼い主の自宅へ出向いて診療する形態で、来院を受け付けていません。

23区の1,381施設のうち224がこれにあたり、全体の16%を占めます。つれて行く前提で数えるなら、この分を引いた数が実際の選択肢です。表の「通院できる施設」の列がその数字になります。

この差がとくに大きいのが千代田区で、12施設のうち6が往診専門です。通院できる施設は6軒しかありません

人口10万人あたりでは17.4で全体の5位に見えますが、通院できる施設だけで計算し直すと8.7まで下がります。オフィス街で人口そのものが7万人と少ないため、統計上は密度が高く出る構造です。

往診専門の比率を区ごとに見ると、千代田区の50%を筆頭に、中央区が32%(25施設中8)、荒川区が25%(24施設中6)、大田区が20%(99施設中20)と続きます。

逆に低いのは豊島区の8%(38施設中3)、足立区の10%(80施設中8)、板橋区と江戸川区の11%です。こうした区では、届出数がそのまま通院先の数に近くなります。

往診専門は、通院が体にこたえる高齢の犬や猫、キャリーに入るのを極端に嫌がる猫、多頭飼いで移動が大変な家庭にとっては有力な選択肢です。数として見えにくいだけで、選択肢が減っているわけではありません。

23区の外はどうなっているのか

引越し先の候補に多摩地域が入っている方のために、区部との比較も出しておきます。同じ統計に市部・郡部・島部の数字が載っています。

地域診療施設数人口人口10万人あたり
区部(23区)1,381979.7万人14.1
市部・郡部(多摩地域)632425.8万人14.8
島部112.3万人48.6
東京都 全体2,0241,407.8万人14.4

意外に思われるかもしれませんが、人口あたりでは多摩地域のほうが23区をわずかに上回ります。区部に1,381施設と全体の68%が集まっているため軒数では圧倒的ですが、都民の約70%も区部に住んでいます。割ると差が消えるどころか、わずかに逆転します。

多摩地域の内訳では町田市84、八王子市81、調布市42、府中市39が上位です。市の単位では23区の中位の区と同等の軒数になります。

島部の48.6という数字は、人口が2.3万人と少ないために大きく出ているものです。11施設が大島町から小笠原村まで散らばっているので、島内で選べるという意味には受け取れません。

「23区でなければ動物病院が少ない」という前提で候補を絞る必要はなさそうです。むしろ効いてくるのは、後述する夜間対応先までの距離のほうでしょう。

夜間救急は区によって事情がかなり違う

日中のかかりつけと違って、夜間に対応してくれる場所は数が限られます。日本獣医師会が令和3年に実施した診療料金の実態調査では、回答した全国1,096人の小動物臨床獣医師のうち23.2%が深夜の時間外診療を「対応外」と答えています。近所に病院が何軒あっても、そのうち深夜に開いている保証はありません。

23区内で、夜間の救急を専門に引き受けているセンターと、24時間の受付を掲げている病院を公式サイトで確認しました。

施設所在診療時間(公式の記載)注意点
TRVA夜間救急動物医療センター世田谷区深沢20:00〜翌6:00(年中無休)電話受付は5:00まで。来院前に電話が必要
ひがし東京夜間救急動物医療センター江東区亀戸19:00〜翌7:00電話受付も19:00から。まず電話が必要
苅谷動物病院グループ 江東総合病院江東区北砂24時間・年中無休(夜間19:00〜8:59)日中は9:00〜18:59
苅谷動物病院グループ 足立総合病院足立区西保木間24時間・年中無休(夜間19:00〜8:59)同じページに「火曜日・水曜日は夜間救急を休診」の注記あり。要電話確認
練馬動物病院練馬区火〜日 9:00〜12:00・16:00〜19:00月曜休診。「緊急時は24時間夜間診療もします」との記載

この並びで気づくのは、夜間救急を専門に構えたセンターが世田谷区と江東区に寄っていることです。城西・城北西(練馬・杉並・板橋)には専門センターがありません。練馬動物病院のように、通常の動物病院が緊急時の対応として引き受ける形になります。

区の軒数ランキングでは城西が上位に来るのに、夜間だけを見ると絵が変わります。専門センターと、かかりつけの緊急対応は別物です。前者は夜間だけを目的に人員を置いているのに対し、後者は日中の診療を終えた獣医師が対応するため、受けられる処置や連絡の付き方が変わります。

住む区を決めるときは、軒数よりもこちらを先に調べたほうが実用的でしょう。深夜に車で30分かかるのか15分で着くのかは、急変したときの結果を左右します。

曜日で運用が変わる施設もあります。苅谷足立総合病院のアクセスページは「年中無休・24時間」と掲げながら、同じページに「火曜日・水曜日は夜間救急を休診しております」と注記し、その曜日は同グループの別院を案内しています。

24時間と書いてあっても、その日その時間に開いているとはかぎりません。こうした条件は、近所だから大丈夫という思い込みでは拾えません。引越しを決める前に、候補エリアから一番近い夜間対応先の名前と電話番号を控え、実際の受付体制を一度電話で確かめておくことをおすすめします。

夜間はどこも「まず電話」から始まる

上の5施設は、いずれも公式サイトで来院前の電話連絡を求めています。夜間は常時待機している人数が限られ、重症の順に診るため、電話の時点で状態を把握する必要があるからです。TRVAは「状態によって診療の順番は前後します」と明記しています。

慌てている場面で聞かれることは、だいたい決まっています。動物の種類と品種、年齢、体重、いつから何が起きているか、持病と飲んでいる薬、直前に食べたものや口にした可能性のあるものです。この6つを言えるようにしておくと、電話が短く済みます

かかりつけの診察券と、直近の検査結果や処方の記録も持って出てください。初めてかかる救急先にとっては、それが唯一の病歴になります。保険証券の番号も控えておくと、精算のときに探さずに済みます。

夜間の費用は日中の何倍になるのか

同じ日本獣医師会の調査から、深夜の時間外診療料の分布を見ておきます。ここでの金額は診察にかかる時間外料金で、検査や処置、投薬の費用は別に加算されます。

深夜の時間外診療料回答の割合
対応外23.2%
3,000〜5,000円未満18.2%
5,000〜7,500円未満18.2%
7,500〜10,000円未満12.2%
10,000〜12,500円未満8.8%
2,000〜3,000円未満6.8%

中央値は6,250円です。前回の平成27年調査では4,513円だったので、7年ほどで4割近く上がっています。夜間に運び込んで検査と処置を受ければ、この時間外料金に加えて数万円という規模になることは珍しくありません。

この振れ幅は、ペット保険を検討する動機のひとつになります。日中の診察なら数千円で済む出費が、深夜というだけで一桁変わることがあるからです。

注意したいのは、保険に入っていれば窓口の支払いが軽くなるとはかぎらない点です。窓口精算に対応しているかは病院ごとに違い、対応していない病院ではいったん全額を立て替えて、あとから請求することになります

夜間救急のセンターは日中のかかりつけと運営が別です。かかりつけで精算できても救急先ではできない、ということが起こります。

引越し先の候補が絞れたら、近隣の病院と夜間対応先が、どの保険会社の窓口精算に対応しているかを電話で確認しておくとよいでしょう。保険を選ぶ順番としても、補償割合を比べる前に「通う予定の病院で使えるか」を先に確かめたほうが、実際の負担は読みやすくなります。

診療料金に区ごとの差はあるのか

「都心の病院は高い」という話をよく聞きます。ただ、区ごとの診療料金を集計した公表データは存在しません。動物病院の診療は自由診療で、料金は各院が決めるため、地域別の統計が作られていないのが実情です。

全国の水準としては、日本獣医師会の調査(令和3年実施・回答1,096人)に初診料と再診料の分布があります。

初診料回答の割合
1,000〜2,000円未満76.0%
500〜1,000円未満14.1%
2,000〜3,000円未満5.9%
無料2.1%
3,000円以上1.2%

初診料の中央値は1,500円で、4分の3が1,000円台に収まっています。再診料は中央値750円で、500〜1,000円未満が77.4%です。2,000円以上の初診料を設定している回答は全体の7%ほどにとどまります

区ごとの差を数字で示せない以上、候補の病院に直接聞くのが確実です。初診料と再診料は電話で答えてもらえることがほとんどで、検査や手術の見積もりも相談できます。エリアで料金を決めつけるより、通う可能性のある2〜3軒に問い合わせたほうが、月々の見通しは正確に立ちます。

高度医療が必要になったときの選択肢

かかりつけでは対応が難しい症例のために、大学附属の動物医療センターがあります。腫瘍、整形外科、循環器、神経といった専門診療を担う二次診療施設で、東京とその近郊にいくつか所在しています。

東京大学附属動物医療センター(文京区弥生)は完全紹介制です。公式サイトには「現在診療を受けている病院でご相談の上、動物病院の先生を通じてご予約ください」と明記されています。初診予約の電話は平日11:00〜16:00の受付です。

日本獣医生命科学大学付属動物医療センター(武蔵野市境南町)は、多摩地域や城西エリアから通いやすい立地にあります。中央線沿線に住むなら、こちらのほうが近いことも多いでしょう。

こちらは受診の入口が変わりました。同センターは2026年7月1日から、紹介状なしでの予約診療の受付を始めています。かかりつけを経由せずに相談したい場合の選択肢になります。

麻布大学附属動物病院(相模原市中央区)と日本大学動物病院ANMEC(藤沢市亀井野)は東京都外です。それでも城南から神奈川方面へは通える範囲にあり、専門的な治療が必要になったときの選択肢として名前を知っておく価値があります。

紹介制かどうかは施設ごとに違い、しかも変わります。かかりつけを1軒決めておくことが高度医療への入口を確保することでもある、という点は変わりませんが、受診の可否は各センターの公式サイトで最新の案内を確かめてください。

この統計が示していないこと

区別の施設数は住む場所を絞り込む出発点として役に立ちますが、そこから読み取れないことも知っておいたほうがいいでしょう。

ひとつは、区の中の偏りです。世田谷区は東西に約9km、南北に約8kmの広さがあり、161施設が均等に散らばっているわけではありません。同じ区内でも、駅前に集まっている地域と、歩いて20分かかる地域が生まれます。区の数字は、あなたの住所の数字ではありません

もうひとつは、施設の中身です。この統計は届出の数を数えたもので、診療科目、規模、設備、専門分野は区別されていません。皮膚科に強い病院と、整形外科の手術ができる病院と、往診で終末期を診る獣医師が、すべて1施設として同じ重みで数えられます。

診療時間も含まれません。土日に開いているか、平日の夜まで診てくれるかは、共働きの家庭にとって軒数より重要な条件です。この記事の夜間救急の節で見たとおり、深夜まで対応する施設は全体のごく一部にとどまります。

数字そのものも動きます。届出は開設・廃止・変更のたびに更新され、東京都は毎年12月31日現在の集計を公表します。この記事の数字は令和7年12月31日現在のもので、1年後には入れ替わっている区が出てきます。

引越し先を決める前に確認しておきたいこと

区の統計は全体の傾向を掴むためのもので、実際に暮らすのは特定の町です。同じ区でも駅前と住宅街では病院の密度が違いますし、隣接する区の病院のほうが近いこともあります。

候補が絞れたら、地図アプリで住所の候補地点を中心に半径1km、あるいは車で15分の範囲に何軒あるかを数えてみてください。区の平均より、この実測のほうが生活の実感に近くなります。往診専門の施設が混ざっていることがあるので、通院を前提にするなら来院を受け付けているかも見ておきます。

数えた病院の診療時間も、あわせて見ておきたいところです。平日の日中しか開いていない病院ばかりだと、軒数があっても働きながら通うのは難しくなります。土曜の午後や平日の19時以降に受け付けている病院が近くに1軒あるかどうかが、通院の続けやすさを分けます。

夜間対応先までの距離と移動手段は、この記事で挙げた5施設を起点に測るのが早道です。深夜にタクシーが捕まるか、車を出せるか、公共交通が動いていない時間帯にどうやって運ぶかまで想像しておくと、いざというときの判断が速くなります。

内見のついでに、近くの動物病院を1〜2軒だけ外から見ておくのもおすすめです。駐車場の有無、診療時間の掲示、待合室の様子は外からでも分かります。散歩中の飼い主に評判を尋ねてみると、口コミサイトには載っていない話が聞けることもあるでしょう。

関連記事: 動物病院の選び方。信頼できるかかりつけ医を見つける5つのポイント 関連記事: 動物病院の費用相場。初診料・検査・手術の料金目安 関連記事: ペットの歯科治療ができる動物病院の選び方。費用・治療内容まとめ

参考情報

区別の施設数・往診専門の内数は、獣医療法第3条にもとづく届出をまとめた東京都の統計から引用しました。人口は同じ時期の住民基本台帳の値です。診療料金は全国調査の数値で、区別の集計は公表されていません。夜間救急の各施設の診療時間は2026年8月17日に公式サイトで確認したもので、変更されることがあるため受診前に最新の情報をご確認ください。

まとめ

東京23区で動物病院が最も多いのは世田谷区の161施設で、練馬区103、大田区99、杉並区98と続きます。ただし人口10万人あたりで見ると渋谷区・港区・目黒区が上位に来て、世田谷区は6位、板橋区は23区最下位です。軒数の多さと通いやすさは別の話だと考えてください。

住む場所を選ぶときに効いてくるのは、平均的な密度よりも、その住所から通える距離に何軒あるかと、夜間に運び込める場所があるかどうかです。区の数字で候補を絞ったら、最後は地図と電話で確かめる。この2段構えが、ペットと暮らす場所を決めるときの現実的な進め方になります。