休日に愛犬とカフェでゆっくり過ごしたいと思っても、「店内まで入れるのか」「大型犬でも大丈夫か」といった情報がなかなか見つからず、結局いつもの散歩コースで終わってしまう――そんな経験がある飼い主さんは多いのではないでしょうか。この記事では、東京都内の人気5エリアから犬連れで実際に利用できるカフェを12店ピックアップし、同伴条件や価格帯まで具体的にまとめました。

東京のドッグカフェは大きく2タイプに分かれる

東京のペット可カフェは「ドッグカフェ専門店」と「テラス席のみ犬同伴OKの一般カフェ」に大別できます。それぞれの特徴を整理すると、選び方が見えてきます。

比較項目ドッグカフェ専門店テラス席ペット可の一般カフェ
犬の同伴範囲店内全席OK(リードフリー可の店も)テラス席のみ
犬用メニューあり(手作りおやつ・食事など)ないことが多い
スタッフの対応犬の扱いに慣れている一般的な接客対応
飼い主向けメニューカフェメニュー中心食事・スイーツの幅が広い
天候の影響店内利用なので雨でもOK雨天・真夏・真冬は厳しい
店舗数限られる圧倒的に多い

初めて犬連れでカフェに行くなら、犬の扱いに慣れたスタッフがいる専門店から試すのが安心です。愛犬がカフェの雰囲気に慣れてきたら、テラス席OKの一般カフェにも選択肢を広げていくと、食事のバリエーションも増えます。

エリア別おすすめドッグカフェ12選

東京都内の5つの人気エリアから、犬連れで利用できるカフェを厳選しました。

店名エリア最寄り駅同伴範囲サイズ制限ランチ帯価格
CAFE NINE代々木公園代々木八幡駅 徒歩3分店内全席全犬種OK1,300円前後
&t cafe表参道明治神宮前駅 徒歩5分店内全席全犬種OK1,200円前後
Mr.FARMER 駒沢公園店駒沢駒沢大学駅 徒歩15分テラス席全犬種OK1,300円前後
SLOW FOOD CAFE SMILE駒沢駒沢大学駅 徒歩6分店内OK全犬種OK1,200円前後
YELLOW KOMAZAWA KOEN駒沢駒沢大学駅 徒歩14〜15分店内ベンチ席全犬種OK800円前後
Onigily Cafe中目黒中目黒駅 徒歩5分店内・テラス(店内範囲は要確認)全犬種OK800円前後
IVY PLACE代官山代官山駅 徒歩4分テラス席全犬種OK1,800円前後
The House of Hounds by fafa吉祥寺吉祥寺駅 徒歩4分小・中型犬店内 / 大型犬はテラス・屋上サイズ別1,200円前後
わんすたCafe&酒場井の頭公園井の頭公園駅 徒歩1分店内ノーリードOK全犬種OK1,200円前後
八十八夜吉祥寺吉祥寺駅 徒歩5分店内OK中型犬まで1,000円前後
&BLOOM自由が丘自由が丘駅 徒歩5分店内OK全犬種OK1,200円前後
LATTE GRAPHIC 自由が丘店自由が丘自由が丘駅 徒歩1分テラス席全犬種OK1,300円前後

※営業時間や同伴条件は変更される場合があります。最新情報は各店舗のSNS・公式サイトでご確認ください。

渋谷・代々木公園エリア(3店)

代々木公園に隣接するこのエリアは、公園の散歩帰りにそのまま立ち寄れるカフェが富ヶ谷や神宮前の通り沿いに点在しており、東京でも屈指の犬連れスポットになっています。

CAFE NINE(カフェナイン)は渋谷区代々木5-38-6にあるドッグカフェで、代々木八幡駅から徒歩3分。テラスから店内まですべて愛犬同伴OKで、しつけの行き届いた犬であればリードフリーでの利用もできます。オーガニック食材を使ったヴィーガン対応メニューが中心で、ハンバーグプレート(1,300円前後)やスイーツも充実。犬用メニューにはささみジャーキーやヤギミルクプリンなどがあり、愛犬と一緒に食事を楽しめます。営業時間は月・水・金が11:00〜19:00、土日祝が11:00〜20:00で、火曜・木曜が定休日です。

表参道の&t cafe(アンドティーカフェ)は渋谷区神宮前4-22-18に位置するオーガニックカフェ。白を基調にした明るい店内は全席ペット同伴可能で、有機野菜を使ったサラダプレート(1,200円前後)やグルテンフリーのスイーツなど、素材にこだわったメニューが揃います。犬連れの場合はマナーウェアの着用が必要ですが、忘れても1枚50円で購入できるので準備不足でも安心でしょう。営業時間は11:00〜18:30。明治神宮前駅から徒歩5分とアクセスもよく、表参道や原宿での買い物途中に立ち寄りやすい場所にあります。

なお宇田川町にあったザリガニカフェは、建物老朽化により2025年5月18日に閉店しました。古道具を配したレトロな空間で長年愛された名店で、過去にネット記事で取り上げられているケースが多いため注意してください。

駒沢公園エリア(3店)

駒沢オリンピック公園は周回コースが約2kmあり、ドッグランも併設されていることから、犬連れの散歩スポットとして東京随一の人気を誇ります。公園の周辺には犬同伴OKのカフェが20店以上集まっており、「駒沢ドッグカフェ激戦区」とも呼ばれるエリアです。

Mr.FARMER 駒沢オリンピック公園店(世田谷区駒沢公園1-1-2)は、赤レンガの外観が目印のヴィーガン対応カフェ。地元の「せたがやそだち」野菜を取り入れたメニューが特徴で、アボカドバーガーやサラダボウル(1,300円前後)などヘルシーな食事が揃います。テラス席が犬同伴可能で、大型犬も利用OK。朝7:00から営業しているため(冬季12〜2月は8:00〜)、早朝散歩のあとにモーニングを楽しむ愛犬家の姿も多く見られます。駒沢大学駅から徒歩15分、定休日なし。

SLOW FOOD CAFE SMILE(世田谷区駒沢2-18-4)は駒沢大学駅から徒歩6分の老舗ドッグフレンドリーカフェ。体にやさしいイタリアンベースのメニューとナチュラルワイン、自家焙煎コーヒーが楽しめます。店内にも犬を連れて入ることができ、ワンコ用メニューも用意されています。営業時間はランチ11:30〜15:00、ディナー15:00〜22:00で定休日は不定休(公式Instagramで告知)のため、訪問前に最新情報を確認するのが安心です。散歩のあとにしっかりランチをとりたいときに重宝する一軒です。

YELLOW KOMAZAWA KOEN(世田谷区駒沢5-19-10)は朝8:00から営業するベーカリーカフェで、サクサクのクロワッサンが看板商品。店内のベンチ席が犬同伴可能で大型犬もOKです。テイクアウトにも対応しているので、コーヒーとパンを買って駒沢公園のベンチで愛犬とくつろぐという使い方もできます。駒沢大学駅から徒歩14〜15分、木曜定休。

中目黒・代官山エリア(2店)

目黒川沿いの中目黒と、洗練された街並みの代官山は隣接するエリアで、おしゃれなペット可カフェが数多く集まっています。目黒川沿いを散歩してから代官山方面へ歩くルートは約1.5kmほどで、途中にドッグカフェが点在するため犬連れの街歩きに向いています。

Onigily Cafe(オニギリーカフェ、目黒区中目黒3-1-4)は中目黒駅から徒歩5分のおにぎり専門カフェ。長野県産コシヒカリを使った創作おにぎりと味噌汁のセット(800円前後)が食べられます。店内・テラスとも犬同伴可とされており全犬種の利用が想定されていますが、店内範囲の取り扱いは時期によって運用が異なるという情報もあるため、訪問前に店舗に確認するのが確実です。営業時間は公式サイト記載で8:00〜16:00、公式SNS系では9:00〜15:00として案内されていることがあるため、来店前に最新情報をご確認ください。なお、犬用メニューの提供はありません。

IVY PLACE(アイヴィープレイス、渋谷区猿楽町16-15)は代官山T-SITE内にあるレストラン・カフェで、代官山駅から徒歩4分。テラス席80席が犬同伴可能で、屋根とビニールカーテン、冷暖房が備わっているため季節を問わず快適に過ごせます。ブレックファーストからディナーまで通し営業で、ランチはパスタやサンドイッチ(1,800円前後)が中心。犬連れ利用は天候とテラス席の空き状況によって変動するため、公式(tysons.jp/ivyplace)の案内ではペット同伴席の事前予約はできず、当日の空席に応じての利用となります。ブレックファースト8:00〜11:30、ランチ11:30〜16:00、ディナー18:00〜23:00(土日祝17:30〜)。

吉祥寺エリア(3店)

井の頭恩賜公園の池を一周する散歩コースは約1.5kmで、木陰が多く夏場でも比較的歩きやすい環境。公園南側から吉祥寺駅方面に広がるエリアに、個性的なドッグカフェが集まっています。

The House of Hounds by fafa(武蔵野市御殿山1-3-3 2階)は、キッズアパレルブランド「fafa」がプロデュースするカフェ&ブティック。カフェスペースのほかに犬用グッズも販売しており、おしゃれなリードやウェアを見ながらお茶を楽しめます。吉祥寺駅から徒歩4分で営業時間は9:00〜18:00。同伴範囲は小・中型犬は店内可、大型犬はテラス・屋上席利用となるためサイズに応じて席を選びましょう。犬用グッズのついで買いができるのは、ドッグカフェ選びの意外な決め手になることがあります。

わんすたCafe&酒場は井の頭公園駅からわずか徒歩30秒という立地で、店内ノーリードOKの開放的なドッグカフェ。肉厚炙りチーズバーガーやオムライスなど、ボリュームのある食事メニューが充実しているため、散歩のあとにがっつり食べたいときにも向いています。営業時間は11:00〜18:00(LO17:30)で、定休日は不定休(公式Instagramで告知)のため訪問前にSNSで営業確認しておくと安心です。

御殿山エリアにある八十八夜(武蔵野市御殿山1-2-1 2階)は、日本茶ベースのメニューが特徴的な落ち着いたカフェです。抹茶やほうじ茶のスイーツが楽しめる和の空間で、中型犬までは店内同伴OK。井の頭公園のすぐ近くにあるため、コーヒー派ではなくお茶派の飼い主さんにとってはうれしい選択肢でしょう。

自由が丘・二子玉川エリア(2店)

自由が丘はスイーツの街として知られる一方で、犬連れに寛容なカフェが多いことでも定評があります。九品仏川緑道という遊歩道が街の中を通っているため、散歩コースとカフェタイムをシームレスにつなげられるのが強みです。隣駅の二子玉川まで足を延ばせば多摩川河川敷も散歩圏内に入ります。

&BLOOM(アンドブルーム)はトリミングサロンを併設したドッグカフェで、各テーブルにリードフックが設置されています。犬用バースデーケーキの予約も受け付けているため、愛犬の誕生日に利用する飼い主さんも少なくありません。トリミングの待ち時間にカフェで過ごすこともでき、一度の訪問でまとめて用事を済ませられる便利さがあります。自由が丘駅から徒歩5分。

LATTE GRAPHIC 自由が丘店は自由が丘駅から徒歩1分。オーストラリアのカフェ文化にインスパイアされた店で、テラス席が犬連れOKです。営業時間は8:00〜23:30(自由が丘オフィシャルウェブサイト掲載)で、朝食からディナーまで通しで利用できます。ランチのパスタやサンドイッチも含め、しっかりした食事がとれるのが魅力で、元日以外は無休という営業体制は犬連れの飼い主にとって頼もしいポイントです。

なおこのエリアでは、自由が丘駅徒歩2分にあった「ONE1 CAFE(ワンワンカフェ、目黒区自由が丘1-5-9)」が2025年12月14日に閉店しました。店内リードフリーで利用できる希少な一軒として愛されていましたが、過去のネット記事に紹介が残っているため訪問予定の方はご注意ください。

なお二子玉川エリアの番外編として、神奈川県川崎市高津区二子1-7-12のzoojeebaa cafe(二子新地駅から徒歩3分)は店内全席ペット同伴可能なカフェです。営業は木・金・土の昼のみ(12:00〜18:00/18:30)と限定的ですが、多摩川河川敷の散歩帰りに立ち寄れる立地として覚えておくと便利です。所在地は東京ではなく神奈川県内ですが、二子玉川エリアの徒歩圏に含まれます。

目的別ドッグカフェの選び方

同じ「犬と一緒にカフェに行きたい」でも、目的によって選ぶべき店は変わります。よくある3つのシーンに分けて、向いている店のタイプを整理しました。

散歩帰りにサクッとお茶を飲みたいなら、テイクアウト対応で朝から営業しているカフェが便利です。Mr.FARMER 駒沢公園店(7:00〜)、YELLOW KOMAZAWA KOEN(8:00〜)、Onigily Cafe(8:00〜)あたりは朝の散歩コースに組み込みやすいでしょう。

愛犬とゆっくりランチを楽しみたい場合は、店内同伴OKで食事メニューが充実した専門店を選ぶのが正解です。CAFE NINEはヴィーガン対応のプレートランチ、わんすたCafe&酒場はチーズバーガーやオムライスと、いずれも「カフェ飯」の域を超えた食事が楽しめます。SLOW FOOD CAFE SMILEもイタリアンベースのしっかりしたランチメニューがあり、散歩後の空腹をしっかり満たしてくれます。

愛犬の誕生日や記念日に使いたいなら、犬用ケーキの予約ができる&BLOOMや、テラス80席の開放感があるIVY PLACEが候補に上がります。IVY PLACEは代官山T-SITEの蔦屋書店に隣接しているため、食事前後に書店をぶらつく余裕もあって、半日がかりのお出かけプランが組みやすいのもよいところです。

犬連れカフェ利用のマナーと持ち物

どのエリアのカフェでも共通する基本マナーを押さえておけば、犬も飼い主も周囲のお客さんも快適に過ごせます。

入店前に排泄を済ませておくのは大前提。散歩のあとに入店する場合は、ウェットティッシュで足裏を拭いてから入るのがエチケットです。リードは短めに持ち、テーブルやイスの脚にくくりつけるのは避けてください。犬が急に動いた際にイスごと倒れる危険があるためです。飼い主の足元に伏せの体勢をとらせておくのが理想的でしょう。

抜け毛が気になる犬種の場合は来店前のブラッシングが周囲への配慮になります。柴犬やコーギー、ゴールデンレトリバーなどダブルコート犬種は換毛期の外出前に入念なブラッシングをしておきたいところ。吠え癖がある場合は空いている時間帯を選び、初回は30分程度の短時間利用から始めて、少しずつカフェの雰囲気に慣らしていくのがおすすめです。

電車で移動する場合はキャリーバッグまたはクレートに犬の全身を入れる必要があります。JR東日本の規定では縦・横・高さの合計が120cm以内、重さ10kg以内となっているため、中型犬以上は車でのアクセスが現実的です。

持ち物用途
ペットシーツ足元に敷いて粗相に備える
消臭スプレー粗相時の応急処置
マナーウェア店舗によっては着用必須
足拭きウェットティッシュ散歩後の入店前に足裏を拭く
折りたたみ水入れ店舗に用意がない場合の備え
カフェマットイスやソファに敷くマナーアイテム
おやつ少量犬を落ち着かせるために携帯

カフェマットはナイロン製の洗えるタイプが軽量で使い勝手がよく、どの店舗でも犬が落ち着いて伏せられるスペースを確保しやすくなります。1,500〜3,000円程度で購入でき、一枚持っておくとカフェ利用のハードルがぐっと下がるアイテムです。

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参考情報

各店舗の情報(住所・営業時間・ペット同伴条件・価格帯)は公式サイト、Googleマップの掲載情報、および各店舗のInstagram投稿(2026年4月確認)に基づいています。営業時間・定休日・ペット同伴条件は変更される場合があるため、来店前に各店舗のSNS・公式サイトで最新情報をご確認ください。

まとめ

東京のドッグカフェは、代々木公園に近い渋谷・原宿エリア、ドッグカフェ激戦区の駒沢公園周辺、目黒川沿いの中目黒・代官山、井の頭公園に近い吉祥寺、路面店が充実する自由が丘・二子玉川と、公園や散歩スポットに近いエリアに集中しています。店内まで犬を連れて入れる専門店も増えており、天候に左右されずに愛犬とのカフェタイムを楽しめるようになりました。

初めて犬連れでカフェに行く場合は、スタッフが犬の扱いに慣れたドッグカフェ専門店で、30分程度の短時間利用から試してみてください。犬の性格やカフェの雰囲気がわかってから行動範囲を広げていくと、飼い主も愛犬もストレスなくカフェ巡りを楽しめるはずです。