広島でペットと暮らせる賃貸物件を探す場合、エリアによって物件の見つかりやすさに差があります。広島市は8つの区からなり、中心部の中区・南区は物件数が多いものの家賃は高め、郊外の安佐南区・安佐北区は家賃が抑えられる代わりに交通の便で差が出てきます。

この記事では、広島市内でペット可賃貸が比較的多いエリアの特徴と家賃相場をまとめました。

広島市のペット可賃貸事情

広島市の賃貸市場全体の中で、ペット可物件の割合はおおむね1〜2割程度です。全国的な傾向と同じく、ペット可物件は選択肢が限られるため、エリアを広めに設定して探すのが基本的な進め方になります。

広島市は路面電車(広島電鉄)とJR山陽本線・可部線が主な交通手段で、これらの沿線に賃貸物件が集中しています。ペット可物件もこの沿線に多い傾向がありますが、駅から徒歩15分以上の物件にまで範囲を広げると選択肢が増えます。

エリア別の家賃相場と特徴

エリア1K〜1LDKの家賃相場ペット可物件の多さ特徴
安佐南区4.5〜6.5万円多いアストラムライン沿線。広島市内で最も人口が多い区
西区5.0〜7.0万円やや多い横川駅周辺は利便性が高い。住宅街が広い
南区5.5〜7.5万円やや多い広島駅南口エリア。再開発で利便性向上中
安佐北区3.5〜5.5万円中程度家賃が安い。自然が豊かで犬の散歩環境は良好
東区5.0〜6.5万円中程度落ち着いた住宅街。広島駅にも近い
佐伯区4.5〜6.0万円中程度五日市エリアが中心。海沿いの散歩コースあり
中区6.0〜8.5万円少なめ中心部で便利だが物件が限られ家賃も高い
安芸区4.0〜5.5万円少なめ物件数自体が少ないが家賃は安い

ペットと暮らしやすいエリアの紹介

安佐南区(祇園・大町・緑井エリア)

広島市内で最も人口が多い区で、住宅供給量が多い分、ペット可物件も見つかりやすいエリアです。アストラムラインで紙屋町まで直通でアクセスでき、交通の便は良好です。

大型のスーパーやホームセンターが充実しており、ペット用品の買い出しにも困りません。安佐南区内には安川沿いの遊歩道があり、犬の散歩コースとしても利用しやすい環境です。

家賃は広島市内では中間的な水準で、1LDKで5〜6.5万円程度が中心価格帯です。ファミリー向けの2LDK〜3LDKのペット可物件も比較的見つかります。

西区(横川・庚午エリア)

JR横川駅は広島駅から1駅で、路面電車も通っている交通の要所です。駅周辺には商店街やスーパーがあり、生活利便性が高い地域です。

庚午(こうご)エリアは閑静な住宅街で、ペット可のマンションが点在しています。太田川放水路沿いは見通しのよい散歩コースで、朝夕に犬を連れた住民の姿をよく見かけます。

南区(段原・皆実町エリア)

広島駅の南側に位置するエリアで、路面電車でのアクセスが便利です。段原地区は近年の再開発でマンション建設が進んでおり、新築のペット可物件が増えています。

比治山公園は南区のシンボル的な緑地で、散歩やちょっとしたピクニックに適しています。ただし坂が多いため、大型犬や足腰の弱い犬の場合はコースを選ぶ必要があります。

安佐北区(可部・高陽エリア)

家賃の安さを重視するなら安佐北区が有力な候補です。1Kなら3.5万円台からペット可物件が見つかることもあり、広い部屋に手頃な家賃で住める点が魅力です。

自然環境が豊かで、犬を飼う方にとっては散歩環境の良さが大きなメリットになります。ただし、中心部へのアクセスには30〜40分程度かかるため、通勤先との兼ね合いで判断してください。

広島でペット可物件を探すコツ

広島のペット可賃貸は大手ポータルサイトだけでなく、地元の不動産会社が独自に管理している物件もあります。ポータルサイトに掲載されていない物件が地元の不動産会社に直接問い合わせると出てくることがあるため、両方をあたるのがおすすめです。

ペット可と謳っていても、犬種や体重に制限がある物件は多くあります。小型犬1匹までは可だが中型犬以上は不可、猫は不可など、条件は物件ごとに異なるため、問い合わせ時に具体的なペットの種類・サイズ・頭数を伝えてください。

敷金がペット飼育の場合に通常より1か月分多くなる物件が多いのも広島に限らず全国的な傾向です。初期費用を抑えたい場合は、仲介手数料の割引がある不動産会社を利用するのもひとつの方法です。

まとめ

広島でペット可賃貸を探すなら、安佐南区・西区・南区が物件数と利便性のバランスがよいエリアです。家賃を抑えたい場合は安佐北区も選択肢に入ります。ペット可物件は全体の1〜2割と限られているため、エリアを絞りすぎず、複数のエリアを並行して探すのが物件を見つけるコツです。