川崎市は東京と横浜に挟まれた立地で、都心へのアクセスが良いにもかかわらず東京23区より家賃が抑えられるエリアとして人気があります。ペット可賃貸物件も一定数供給されており、ペットとの暮らしを考える人にとって有力な選択肢のひとつです。

川崎市は7つの区で構成されていますが、エリアによってペット可物件の見つかりやすさには差があります。この記事では、区ごとの特徴と家賃相場を整理しました。

川崎市の区別ペット可物件状況

ポータルサイトの掲載傾向をもとに、各区のペット可物件の見つかりやすさをまとめます。物件数は時期によって変動しますが、供給量の多い・少ないの傾向は概ね安定しています。

1K〜1LDK相場2LDK相場ペット可物件の多さ特徴
中原区7.5〜9.5万円12〜16万円多い武蔵小杉を中心に再開発が進み物件数豊富
高津区7.0〜9.0万円10〜14万円やや多い溝の口・二子新地。多摩川沿いに散歩スポット
多摩区6.0〜8.0万円9〜12万円やや多い向ヶ丘遊園・登戸。家賃が比較的安い
宮前区6.5〜8.5万円10〜13万円普通住宅街中心。東急田園都市線沿線
麻生区6.5〜8.5万円10〜13万円普通新百合ヶ丘。おしゃれな街並みだが物件は少なめ
幸区7.0〜9.0万円11〜14万円やや少ない川崎駅寄り。商業地が多く住宅は限定的
川崎区6.5〜8.5万円9〜12万円やや少ない京急沿線。工業地域もあるが再開発エリアあり

ペットと暮らしやすいおすすめエリア

中原区(武蔵小杉・元住吉)

武蔵小杉のタワーマンション群にはペット可の物件が多く含まれています。再開発により商業施設や公園も整備され、犬の散歩スポットである等々力緑地や多摩川河川敷も徒歩圏内です。

元住吉はブレーメン通り商店街が有名で、日常の買い物に便利な住みやすい街です。武蔵小杉に比べて家賃がやや抑えられるのも魅力でしょう。

ただし武蔵小杉のタワマンエリアは人気が高いぶん家賃も高め。2LDKで15万円を超える物件が大半なので、予算に余裕がない場合は元住吉側で探すのがおすすめです。

高津区(溝の口・二子新地)

溝の口は東急田園都市線とJR南武線が交差するターミナル駅で、交通利便性が高いエリアです。駅前は賑やかですが、少し離れると閑静な住宅街が広がります。

二子新地は多摩川のすぐそばに位置し、河川敷への散歩が日課にしやすい環境です。二子玉川(東京側)と橋を渡ってすぐのため、川崎市にいながら二子玉川の商業施設も利用できるのが大きなメリットです。

多摩区(向ヶ丘遊園・登戸・生田)

川崎市の中でも家賃が比較的安く、広めの物件が見つかりやすいエリアです。生田緑地という大規模な緑地があり、犬の散歩環境も充実しています。

新宿まで小田急線で約20分と都心アクセスも悪くなく、コストパフォーマンスを重視するペットオーナーに向いたエリアと言えます。

川崎でペット可物件を探すときのポイント

川崎市全体に言えることとして、東京23区よりも敷金が低めに設定される傾向があります。ペット可物件の場合、23区では敷金2ヶ月が一般的ですが、川崎市では1〜1.5ヶ月で見つかるケースも少なくありません。

比較項目東京23区川崎市
ペット可物件の敷金2ヶ月が多い1〜2ヶ月
ペット飼育時の追加費用月額3,000〜5,000円の飼育金あり物件により異なる
礼金1ヶ月が一般的0〜1ヶ月
初期費用合計の目安家賃の5〜6ヶ月分家賃の4〜5ヶ月分

このように初期費用の面では川崎市のほうが有利なケースが多いです。ペット可物件は選択肢が限られるぶん、なるべく広いエリアで探して比較するのがコツです。

犬の散歩環境

川崎市は多摩川沿いに位置しているため、犬の散歩環境には恵まれています。多摩川河川敷は市内のほぼ全域からアクセスしやすく、中原区〜高津区あたりでは河川敷のランニングコースが犬の散歩にも使われています。

生田緑地(多摩区)、等々力緑地(中原区)、東高根森林公園(宮前区)など、大きめの公園も区ごとにあり、散歩コースに困ることは少ないでしょう。

まとめ

川崎市でペット可賃貸を探すなら、物件数の多い中原区・高津区が第一候補になります。家賃を抑えたい場合は多摩区が狙い目です。東京23区と比べて初期費用が抑えやすい傾向があるため、ペットとの暮らしにかかる住居コストを少しでも減らしたい方は、川崎市も選択肢に入れてみてください。