東京でペット可の賃貸物件を探すとき、できれば新築や築浅の物件に住みたいと考える方は多いでしょう。新しい設備に清潔な室内、ペット飼育を前提とした設計がされている物件なら、犬猫との暮らしも快適になります。ただし、新築のペット可物件は供給が限られるため、効率的な探し方を知っておくことが重要です。

この記事では、東京でペット可の新築・築浅マンションを見つけるコツと、供給が多いエリアの情報をまとめました。

新築ペット可物件が多い東京のエリア

新築マンションの供給は、開発が活発なエリアに偏ります。ペット可の条件がつく新築物件が見つかりやすいエリアを整理しました。

エリア新築供給の傾向1LDK家賃相場(新築)特徴
江東区(豊洲・有明)多い13〜17万円湾岸再開発。大型マンションが続々
板橋区(大山・成増)やや多い9〜12万円住宅地の建て替え需要
足立区(北千住・綾瀬)やや多い8〜11万円再開発地区。比較的安い
品川区(大井・戸越)やや多い12〜16万円再開発エリア
世田谷区(三軒茶屋・下北沢)やや多い12〜15万円人気エリアで建て替え多い
中央区(勝どき・月島)やや多い15〜20万円タワマン中心。家賃高め
練馬区(大泉・石神井)やや多い9〜12万円住宅地の新築供給

江東区の湾岸エリアは大規模な再開発が続いており、新築マンションの供給が東京23区で最も活発なエリアのひとつです。大型マンションほどペット可の規約を採用しているケースが多く、新築のペット可物件を探すなら最初にチェックしたいエリアです。

新築ペット可物件の特徴

築浅のペット可マンションは、ペット飼育を前提とした設備が整っていることが多いです。

ペット足洗い場がエントランスに設置されている物件は、散歩後に犬の足を洗えるため非常に便利です。共用部に設置されているため自室を汚さずに済み、冬場でも温水が出る設備を備えた物件もあります。築古の物件にはまずない設備なので、新築ならではのメリットです。

床材にペット対応のフローリングが使われている物件も増えています。一般的なフローリングは滑りやすく、犬の関節に負担がかかりますが、ペット対応フローリングは表面に滑りにくい加工がされています。猫の爪による傷がつきにくい素材が採用されているケースもあります。

玄関にリードフックが設置されている物件もあります。散歩から帰ったときに犬をつないでおけるため、手が塞がっているときに便利です。

新築ペット可物件のデメリット

新築のペット可物件には、築古物件にはないデメリットもあります。

家賃が高いのは最大のネックです。同じエリア・同じ広さの築古物件と比べて月2〜4万円高くなることが一般的で、年間で24〜48万円の差になります。ペット飼育の敷金上乗せ(1〜2ヶ月分)も含めると、初期費用はかなりの金額になります。

新築マンションはにおいの問題が出やすい側面があります。建材の接着剤や塗料の揮発性物質(VOC)が完全に抜けきっていないことがあり、犬や猫は人間よりも嗅覚が敏感なためストレスを感じることがあります。入居前に十分な換気が行われているか確認しましょう。

退去時の原状回復費用が高くなりやすいのもデメリットです。新築の物件はどこに傷がついたかが明確にわかるため、ペットによる傷や汚れの修繕費用を請求されやすい傾向があります。壁紙や床の保護対策を入居時からしっかり行っておくことが大切です。

新築ペット可物件を効率的に探す方法

新築物件は一般の中古物件と異なり、情報が出回るタイミングが限られます。効率的に探すためのポイントを紹介します。

大手ポータルサイトで「新築」「築1年以内」の条件で検索するのが基本ですが、新築物件は入居者が決まるのが早いため、情報を見つけたらすぐに問い合わせることが重要です。人気エリアの新築ペット可物件は、ポータルに掲載される前に不動産会社の顧客リストで埋まってしまうこともあります。

不動産会社に事前に希望条件を伝えておき、新築物件の情報が入ったら連絡してもらう方法が有効です。特に大手デベロッパーの賃貸部門は新築物件の情報を早く持っているため、直接相談しておくと良いでしょう。

新築マンションの完成時期を調べて、入居開始のタイミングを狙う方法もあります。建築計画の看板や建設中のマンションの情報をチェックしておけば、募集開始のタイミングに合わせて動けます。

築浅と新築、どちらを選ぶか

予算に限りがある場合、完全な新築にこだわらず「築5年以内」まで範囲を広げると選択肢が大幅に増えます。

比較項目新築(築1年以内)築浅(築2〜5年)築古(築10年以上)
家賃高いやや高い安い
ペット対応設備充実物件によるほぼなし
傷・汚れの目立ちやすさ非常に目立つやや目立つ目立ちにくい
退去費用のリスク高いやや高い低い
物件の選択肢少ないやや多い多い

築浅(築2〜5年)の物件は、新築の設備水準をほぼ維持しながら家賃が1〜2万円安くなることが多いため、コストパフォーマンスの面では最もバランスが良い選択肢です。前の入居者がペットを飼っていなかった物件であれば、室内のコンディションも新築に近い状態で入居できます。

ペット対応設備のチェックリスト

新築・築浅のペット可物件を内見する際に確認したいポイントをまとめました。

床材の滑りにくさは、実際に靴下で歩いて確認するとわかりやすいです。犬の肉球と靴下の摩擦は似ているため、靴下で滑る床は犬にも滑りやすいと判断できます。

コンセントの位置も確認しましょう。犬や猫がコードを噛むリスクがあるため、コンセントの位置が低すぎないか、カバーをつけられる形状かをチェックします。

ベランダの柵の隙間は、子猫や小型犬がすり抜けられないかを確認します。柵の間隔が広い場合は、入居後にメッシュネットを取り付ける対策が必要です。

まとめ

東京でペット可の新築マンションを探すなら、江東区の湾岸エリアや板橋区・足立区の再開発エリアが供給が多くておすすめです。新築にこだわる場合は家賃が高くなるため、築浅(築2〜5年)まで範囲を広げると予算内で見つかりやすくなります。

新築物件は家賃だけでなく初期費用も高くなりがちなので、仲介手数料を抑えるサービスを活用して費用をコントロールするのが賢い方法です。ペット対応設備の充実した物件を見つければ、犬猫との暮らしがぐっと快適になります。