横浜市は18の行政区を持つ大きな街で、ペット可賃貸物件の供給量はエリアによって大きく異なります。港北区や青葉区のような住宅地が広がるエリアでは比較的物件が見つかりやすい一方、中心部の中区・西区あたりでは選択肢がぐっと狭まります。
この記事では、横浜市内でペット可物件が多いエリアを整理し、家賃相場や犬猫飼いにとっての住環境をまとめました。
ペット可物件が多い横浜のエリア一覧
ポータルサイトの掲載状況をもとに、ペット可物件の供給が多いエリアをまとめました。物件数は時期によって変動しますが、傾向として大きく変わることはありません。
| エリア | 1K〜1LDKの家賃相場 | ペット可物件の多さ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 港北区 | 7.0〜9.0万円 | 多い | 新横浜・日吉エリア。東急東横線沿線 |
| 青葉区 | 7.5〜9.5万円 | 多い | たまプラーザ・あざみ野。住宅街が広い |
| 鶴見区 | 6.5〜8.5万円 | 多い | 家賃が比較的安く物件数も多い |
| 都筑区 | 7.0〜9.0万円 | やや多い | 港北ニュータウン。計画的に整備された街 |
| 戸塚区 | 6.0〜8.0万円 | やや多い | JR東海道線で横浜駅へ10分 |
| 神奈川区 | 6.5〜8.5万円 | やや多い | 横浜駅に近い。東神奈川・白楽エリア |
| 旭区 | 5.5〜7.5万円 | やや多い | 家賃が安い。二俣川・鶴ヶ峰エリア |
| 泉区 | 5.5〜7.0万円 | やや多い | 郊外だが相鉄線で横浜へ直通 |
港北区が最も物件供給が多い理由は、住宅地としての面積が広く物件の母数自体が大きいためです。新横浜エリアにはマンションが集中しており、ペット相談可の物件も探しやすい傾向があります。
エリア別の住環境と散歩事情
港北区(新横浜・日吉・綱島)
東急東横線とJR横浜線が交差するエリアで、渋谷・品川方面へのアクセスが良好です。鶴見川沿いの遊歩道は犬の散歩コースとして定番になっており、朝夕には多くの犬連れが歩いています。新横浜公園はドッグランこそありませんが、広い芝生エリアで犬を遊ばせている人も多い場所です。動物病院の数も区内で30軒を超えており、ペット医療のアクセスにも困りません。
青葉区(たまプラーザ・あざみ野・青葉台)
田園都市線沿線の住宅地で、落ち着いた街並みが広がるエリアです。寺家ふるさと村や市ヶ尾の横浜市民の森など、自然豊かな散歩スポットが点在しています。犬を飼っている世帯の割合が高い地域として知られており、ペットショップやトリミングサロンも充実しています。家賃は横浜市内では高めの水準ですが、東京都内の世田谷区・目黒区と比べると1〜2万円ほど安くなります。
鶴見区
横浜市の北東部に位置し、JR京浜東北線・鶴見線が通るエリアです。三ツ池公園は桜の名所として知られていますが、犬の散歩コースとしても人気があり、池の周りをぐるりと一周できます。家賃は港北区や青葉区より安めで、川崎市との境界付近には築浅のマンションも増えています。東京の品川駅まで電車で20分ほどのため、都内勤務の犬飼いにも通いやすい立地です。
都筑区(港北ニュータウン)
1990年代に計画的に開発されたニュータウンで、歩車分離の設計が特徴です。せせらぎ公園や都筑中央公園など整備された公園が多く、緑道ネットワークがエリア全体を結んでいます。犬の散歩には理想的な環境で、車を気にせず歩ける遊歩道が張り巡らされています。ブルーラインとグリーンラインが交差するセンター北・センター南は商業施設も充実しており、生活利便性の高さも魅力です。
戸塚区・旭区・泉区(郊外エリア)
横浜の南西部に位置するこれらのエリアは、家賃を抑えつつ広い部屋を確保したい場合に有力な選択肢です。戸塚区はJR東海道線で横浜駅まで10分と交通利便性が高く、柏尾川沿いの散歩コースもあります。旭区にはよこはま動物園ズーラシアがあり、周辺の緑地も犬の散歩に適しています。泉区は相鉄いずみ野線沿線で最も家賃が安いエリアのひとつですが、横浜駅への直通電車があるため通勤には困りません。
横浜と東京を比較して考える
横浜でペット可物件を探すメリットは、東京と比べて家賃を抑えながら広い部屋が見つかりやすい点です。
| 比較項目 | 東京23区(城南エリア) | 横浜市(港北区・青葉区) |
|---|---|---|
| 1K〜1LDK家賃相場 | 8.5〜12万円 | 7.0〜9.5万円 |
| ペット可物件の供給 | エリアによってばらつき大 | 住宅地で比較的多い |
| 公園・散歩環境 | エリアによる | 鶴見川・緑道など充実 |
| 動物病院の密度 | 高い | 高い(区によってばらつき) |
| 都心への通勤 | 近い | 渋谷・品川まで30〜40分 |
東急東横線沿線の港北区・青葉区に住めば渋谷まで30分程度で通勤でき、家賃は東京の同等エリアより1〜2万円安くなるケースが多いです。ペット可の2LDK以上の物件も東京より見つかりやすく、多頭飼いや大型犬を飼っている方にとっては横浜のほうが選択肢は広がります。
横浜で動物病院が充実しているエリア
ペットと暮らすうえで、近隣の動物病院の充実度は重要なポイントです。横浜市内では港北区・青葉区・都筑区に動物病院が集まっている傾向があり、夜間対応や専門診療を行う病院も複数あります。
横浜市内で夜間・救急対応を行う動物病院としては、DVMsどうぶつ医療センター横浜(神奈川区)が知られています。通常の診療は近隣のかかりつけ医に、緊急時は救急病院にという二段構えで考えておくと安心です。
引越し先を決める前に、候補エリアの動物病院をGoogleマップで検索し、診療時間や口コミを確認しておくことをおすすめします。かかりつけ医の変更はペットにとってもストレスになるため、長く通える病院が見つかるエリアを選ぶのが理想的です。
まとめ
横浜市内でペット可物件を探すなら、港北区・青葉区・鶴見区・都筑区が物件数の面で有利です。特に都筑区の港北ニュータウンは犬の散歩環境が抜群によく、緑道ネットワークを活用した散歩生活が送れます。家賃を抑えたい場合は戸塚区・旭区・泉区も候補に入れると、予算内で広い部屋が見つかりやすくなります。
横浜は東京と比較して家賃の割に住環境が良く、ペットとの暮らしを重視する方にとってはバランスの取れた選択肢です。通勤圏内でペット可物件を効率的に探したい場合は、仲介手数料を抑えられるサービスを活用して初期費用を節約するのも賢い方法です。