箱根は都心から約90分という近さと、質の高い温泉を兼ね備えた人気エリアです。犬を長時間車に乗せることに不安を感じる飼い主でも、移動の負担が少ない箱根なら気軽に計画を立てられます。
この記事では、箱根で犬と泊まれる宿の特徴と、エリアごとの違い、予約前に押さえておきたいポイントをまとめました。
箱根が犬連れ旅行に向いている理由
箱根を犬連れで選ぶ最大の理由はアクセスの良さです。新宿から小田急ロマンスカーで約85分、車なら東名高速と小田原厚木道路を経由して90分前後で到着します。
移動時間が短いということは、犬の体への負担も少ないということです。車酔いしやすい犬や、長距離移動が苦手なシニア犬でも連れて行きやすいエリアといえるでしょう。
温泉の種類が豊富なのも箱根の強みです。箱根十七湯と呼ばれるほど泉質のバリエーションがあり、犬と一緒に客室露天風呂を楽しめる宿も増えています。
箱根のエリア別特徴
箱根は山のエリアであるため、標高によって雰囲気がかなり変わります。犬連れで宿を選ぶ際は、エリアの特性も考慮しておくとよいでしょう。
| エリア | 標高 | 特徴 | 犬連れ向きポイント |
|---|---|---|---|
| 箱根湯本 | 約100m | 箱根の玄関口、飲食店やお土産店が並ぶ | 電車でのアクセスが最も便利 |
| 強羅 | 約500m | 高級旅館が集まる温泉街 | 静かな環境で落ち着いて過ごせる |
| 仙石原 | 約650m | すすき野原で有名な高原エリア | 散歩に最適な自然環境 |
| 芦ノ湖 | 約720m | 湖畔のリゾートエリア | 湖畔散策、遊覧船(犬同伴条件あり) |
| 小涌谷・宮ノ下 | 約400m | 歴史ある温泉街 | 落ち着いた雰囲気、散策路が整備 |
犬連れで散歩を楽しむなら、仙石原や芦ノ湖周辺が特におすすめです。仙石原のすすき草原は秋の名所として知られていますが、それ以外の季節でも広々とした遊歩道が整備されています。芦ノ湖畔は平坦な道が続くため、シニア犬でも無理なく歩けるコースです。
箱根の犬と泊まれる宿タイプ
箱根のペット可宿泊施設は、主に3つのタイプに分けられます。
温泉旅館タイプ
箱根ならではの選択肢が温泉旅館です。客室に露天風呂が付いたプランであれば、犬を部屋に残して大浴場へ行く必要がなくなります。懐石料理を部屋食で提供してくれる宿なら、食事中も犬と一緒に過ごせるのが嬉しいポイントです。
注意点として、旅館タイプはサイズ制限が厳しいケースが多く、小型犬のみ対応という施設が中心です。
ホテル・リゾートタイプ
ペット専用フロアを設けたホテルも箱根には複数あります。ペット対応のフロアには消臭や防音の対策が施されており、周囲の宿泊客に気を遣いすぎなくて済む設計です。
ドッグランや犬用プレイルームを併設している施設もあり、チェックインから夕食まで、宿の中だけで完結する過ごし方もできます。
ペンション・貸別荘タイプ
強羅や仙石原の別荘エリアには、1棟貸しの貸別荘やペンションが点在しています。プライベート空間で周囲を気にせず過ごせるため、吠え癖が気になる犬や、多頭飼いの家庭に向いています。
宿選びの比較ポイント
箱根でペット可宿を選ぶ際に比較しておきたい項目をまとめました。
| 比較項目 | 旅館 | ホテル | ペンション・貸別荘 |
|---|---|---|---|
| 犬のサイズ | 小型犬が中心 | 中型犬まで多い | 大型犬対応もあり |
| 室内フリー | 宿による | ペット専用フロアは可 | ほぼフリー |
| ドッグラン | 少ない | 併設の場合あり | 敷地内で遊べることも |
| 食事スタイル | 部屋食・個室 | レストラン(犬不可の場合も) | 自炊 or 付近の飲食店 |
| 温泉 | 客室露天が理想 | 大浴場+客室風呂 | 温泉なしの場合が多い |
| 料金(1名1泊) | 20,000〜40,000円 | 18,000〜35,000円 | 15,000〜25,000円 |
旅館とホテルでは食事の際に犬を同伴できるかどうかが大きな分かれ目です。部屋食であれば問題ありませんが、レストラン利用の場合は犬を部屋に待機させることになるため、ケージトレーニングができていない犬には不向きです。
箱根で犬連れが楽しめる周辺スポット
宿泊だけでなく、日中の観光も犬連れで楽しめるのが箱根の良いところです。
| スポット | 犬同伴の条件 |
|---|---|
| 芦ノ湖遊覧船 | 小型犬はキャリー・バッグに入れて乗船可(海賊船は甲板のみ) |
| 箱根ロープウェイ | ケージに入れれば乗車可 |
| 箱根ガラスの森美術館 | 庭園のみ犬OK(館内は不可) |
| 仙石原すすき草原 | リード着用でOK |
| 大涌谷 | 屋外エリアは犬連れ可 |
| 恩賜箱根公園 | リード着用で散策可 |
ロープウェイや遊覧船に犬を乗せられるのは、箱根ならではの体験です。ただし、繁忙期は混雑で犬がストレスを受けやすいため、平日や早朝の利用が無難です。
箱根旅行の注意点
箱根特有の注意点として、標高差による気温の変化があります。箱根湯本と芦ノ湖では気温が5〜10度ほど異なることがあり、夏でも山の上は涼しく感じます。犬の防寒対策として、秋冬はブランケットやドッグウェアを持参しておくと安心です。
また、箱根は週末やシーズン中の渋滞が激しいエリアでもあります。御殿場方面から回る裏ルートを使うなど、渋滞を避ける工夫をしないと、犬が車内で長時間過ごすことになりかねません。
まとめ
都心からの近さと温泉の質の高さ、観光スポットの充実度を考えると、犬連れ旅行のデビューには箱根が最適なエリアの一つです。旅館、ホテル、貸別荘と宿のタイプも揃っているため、犬のサイズや性格に合わせた選択ができます。
移動が短い分、現地での時間を長く取れるのも箱根の大きなメリットです。初めて犬と旅行するなら、まず箱根で1泊してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。